今回は、「売れない古い着物を手放す方法」を紹介します。
「売れる着物」と「売れない着物」
着物は、とっても高価なものです。
買った当時に、高価だったから、価値があるはず。
それなりの値段で売って、手放したい。
と思うのが、人情。
でも、明らかに、売れる着物と、売れない着物があります。
ブランドものや作家ものであれば、多少古くても、売れるようです。
状態のよい振袖や訪問着や色無地であれば、もしかしたら、売れるかもしれません。
でも、だいたい、一般人の家に長年眠っているような着物は、今では、ほぼ価値もなく、需要もなく、売れないものも多そう😿
「売れそうな着物」は査定に出してみる
ブランドものや作家ものがあれば、また、とてもきれいな状態で高価で高品質な帯や着物があれば、査定に出すのもよさそうです。
査定してくれるお店といえば、私の近隣であれば、バイセルやWAKABAの店舗があるようです。
この2店、「出張買取OK」「高額買取」をウリにしていますが、「買い取れる＝売れる」着物の基準も厳しいように感じました（商売ですからね👍）。
残念ながら、先日、私が実家からもってきた「不要な着物たち」は、作家ものでもなく、ブランドものでもなく、売れそうにもなく、値段がつきそうにもなかったので、有名どころでの着物査定は、労力が無駄だと考え、あきらめました。
古い着物を手放す方法
古い売れなさそうな着物を手放す方法を調べてみました。
以前、自分の古い（といっても20年前くらい）浴衣をリメイクしてみましたが、労力のわりに、満足感は少なかったです。なので、着物リメイクは、選択肢から外しています。
theminimaljapanesemom.hatenablog.com
古布リサイクルに出す
一番簡単な方法は、「古布リサイクルに出す」です。
まとめて、たたんで、紐でくくれば、リサイクル業者が持って行ってくれます。
時間もとられないし、ガソリン代もかかりません。
寄付する
わが町では、WE21ジャパンの店舗があるので、着物は寄付できるようです。
お店では、そのまま売ったり、生地を再利用して雑貨を作って、売ったりするようです。売れ残ったものは、適切な業者を利用して手放し、売上は、主にアジア諸国の女性の自立支援に使われるようです。
わが家は、アメリカへ行く前に、段ボール10箱くらいの不用品をWE21ジャパンに寄付した記憶があります。
WE21ジャパン – 環境×貧困×人権「世界とのつながり」を考え・行動する人を地域にひろげるNGO
質屋へもっていく
町を歩いていると、意外に、質屋さんも多いです。
家族経営や町に根差しているお店だと、地元ファンも多いので、もしかしたら、売れる（もらってくれる）かもしれません。
リサイクルショップへもっていく
リサイクルショップの中には、たまに、着物買取をしてくれるところがあるようです。
私のご近所のオフハウスは、着物買取「不可」です。でも、駅前のオフハウスは、着物買取「可」です。
売っている商品をみたところ、どれも、1000円とか2000円とかで売っていました。ということで、買取価格も、ただ同然なのではないかな、と思います。
メルカリで売る
それなりに売れるようです。
一度、私も、長じゅばんや40年前のこども帯を出品しましたが、丈や身幅の長さとか、細かい質問がきたり、やりとりが大変でした。
時間と手間がかかるわりに、売れても売上は、数百円程度なのではないでしょうか💦
古い着物を手放して「スッキリ」しました！
先日、実家の着物ダンスの整理をちょっとだけ手伝いました（不要なものを捨てたり、取り出しただけで、少しスッキリ）。
ほぼタンスの肥やしになっていて、使用していないようですが、これはさすがにもう要らないという、オイコ（？）1着と、「ウールの着物」４着と、「正絹の子ども用の着物」２着と、数十年前の未使用＆新品値札付の「裏絹」を１つ、もらって帰りました。
以下が、その着物たちです。
けっこう重く、車での運搬も、かさばり、大変でした。
帰宅後も、廊下にどさっと置かれた、かさばる着物たち。
とはいえ、実家から、これらがなくなっただけでも、ヨシとしよう😊
「着物 売る 買取」と、リサーチしたところ、売れそうにない、査定もしてもらえなさそうなことが、判明。
ということで、駅近くのWE21ジャパンに寄付することにしました。
地図を見ると、その手前に、着物買取もしてもらえるオフハウスもあります。
ということで、駅前に車をとめて、重たい着物7着を大きなトートバックに入れて、まずは、オフハウス経由でWE21ジャパンへ行こうと、てくてく、歩いていきました。
そしたら、たまたま、オフハウスへ行く手前に、着物や宝石や古物や雑貨を展示している家族経営の「質屋」を見つけました。
ちょうどお店のおばさんがお店の外に出ていたので、聞いたところ、着物を見てくれるというので、見せました。
おばさん、ちょっと、困り顔💦
ウールの着物は、まったく、売れないし、正絹の着物でも、古いものや、柄が古い、悪いと、100円でも売れない、とのこと😢
じゃあ、やっぱり、WE21に持っていきます、といって、お店をでようとしたところ、
裏絹は売れそうだから、全部で200円で買えるよ
と言ってくれました。
オフハウスは、その質屋から約100メートル
WE21ジャパンは、その質屋から約600メートル
ということで、労力削減のため、おばさんに200円で買い取ってもらいました。
駅近くで、けっこう広々とした開放的な質屋さんだったので、
もしかしたら、地元の固定ファンもいるかもしれません。
だれか、もらってくれたらいいな
だれか、使ってくれたらいいな
売れなかったら、質屋のおばさん、ため込まずに、寄付したり、適切に手放してほしいな～
「売れない着物をスッキリ手放す方法」のまとめ
着物って、一生ものとか、祖母→母→娘に代々引き継ぐもの、みたいな、イメージがありますが、
布なので、虫やシミがある時点で、商品価値はゼロになるだろうし、
かさばるし、重いし、
残されて困るものの１つだと思います。
着物を所有する場合は、
保管はかさばるし、手間もかかるし、お金もかかるし、
TPOに合わせた着こなしばかりで、着回し力は少ないし、
着物を着るような趣味を見つけない限り、あんまり出番はなさそうです。
着物も帯も、伝統工芸で、ほんとーに、美しく、魅了されてしまいますが、
所有という点では、なかなか、手ごわい代物だなあ、と思います💦
着物が大好きでせめて月に1回くらいの頻度で、タンスから出し、柄や細部をみて、見惚れるくらいの強い思いがなく、
着物をこれからも着ないのならば、
50着もっているなら、20着に、
20着もっているなら、10着に、
10着もっているなら、5着に、
5着もっているなら、3着に、、、、
などと、ダウンサイズしていくことも、必要なのではないかな、と思います😊
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