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「子どもへのまなざし」のおすすめの3つの言葉

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今回は、子育て中のパパママ、子供に関わる仕事をしている方におすすめの、佐々木正美著の「子どもへのまなざし」という本を紹介したいと思います。

 

 佐々木正美著の「子どもへのまなざし」

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この本は、15年ほど前に出会い、子供達が小さいときから、何度も読み直した本です。

 

著者の佐々木正美先生は、児童精神科医であり、ご自身の様々な経験から、子育て中の親に向けて温かい観点から考えを綴られています。

 

本自体は、福音館書店から発行されており、1998年に初版第一刷が出ています。イラストは、ぐりとぐらの山脇ゆりこさんが担当されており、本の内容に沿った、優しく温かい雰囲気の挿絵が付けられています😊

 

今回は、この本の中から、私の心に響いた、3章の言葉を紹介していきたいと思います。

 心に響いた3つの言葉

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【こんな気持ちで子育てを】

『育児で大切な待つという気持ち』では、

 

『教育とか育てるということは、待つこと。 ひそかに最善をつくして、じっと待っていればいいのです。 じっさいの育児は育児書に書いてあるよりは、ゆっくりめでいいのです。』

 

と書いてあります。

 

私は、じっと待つことが苦手。家事も人付き合いも時間対効果を考えてしまいますが、育児に関しては、待つことが大切なんですね。どうしても早く効果が出てほしくて、早くできるようになってほしくて、待つということが不十分な私です。反省です。

 

また、『しつけ』に関しては、

 

『しつけは繰り返し教えること、そして待つこと』

『しつけというのは、子どもの自尊心を傷つけるようなやり方でしようとしては、ぜったいにいけないのです。それはしつけなんかではないのです。反逆心、敵意、憎しみ、そういう感情を内在化させるだけです。大人と子供なのですから、対等じゃないのですから。』

 

と書かれています。

 

これは、親だけでなく、学校の先生方や、スポーツ団のコーチや、習い事の先生方など、子供達に関わる全ての方が改めて認識する必要があるのでは、と思うくらい、とっても大切なことだと思いました。

 

【子供の望んだことは満たしてあげる】

佐々木先生は、

『子供の望んだことは満たしてあげる』ことが、大切である、と書いています。

 

というのも、

『過保護についての誤解』で、

『たった1つ、私はこれだけはまちがいないと思うのは、子どもを過保護でだめにした例というのは、ぜったいにないのだということです。』

『過保護とはどいういうことかといいますと、理屈っぽくいえば、子どもが望んだことを望んだとおりにやってあげて、やりすぎるということです。』

 

と述べられているように、

望んだことを満たしてあげる『過保護』は子供をだめにしないから、ということみたいです。

 

一方で、

『過剰干渉について』は、

『 一方で、過剰干渉だと子どもをだめにするのです。』

『過剰干渉というのはどういうことかというと、子どもが望んでもいないことを、やらせすぎるということです。これは子どもをだめにすると思います。自立心をなくします、自主性をなくします。 』

 

と述べられています。

 

親が子供のためと思ってとやっていることでも、子供が望んでいなければ、『過剰干渉』、

親が子供のためと思って子供自身にさせていることでも、子供が望んでいれば、やってあげていいんだ、

ということは、目からウロコの情報でした。

 

我が家の3号はまだ幼児。

 

自分が疲れていても、上の子たちの用事や手伝いで忙しくても、「抱っこ」と言われれば、何度でも抱き上げてあげたり、「本を読んで」と言われれば、ぶつぶつ言わずに、「いいよ」と言ってあげられる、母親になれるように、気持ちを盛り上げていきたいと思います💦

 

 

【お父さん、お母さんへ 】

『子供とのいまの時間を大切に』では、

『本来、親が育児する喜びというのは、二つの観点があると思うのです。』

『ひとつは子どもに期待できる喜び、もうひとつは、子どもを幸せにすることができる喜びです。』

『このときに、できることなら、子どもを幸せにできる喜びのほうを、ずっと大きくもって、子どもに期待する喜びは、小さくしていただきたいと思います。 』

『将来、幸せになるということもだいじですけれど、それよりはるかに何倍も、いま、この瞬間を、この子が幸せにすごすことができるようにという育児のほうがいいのです。』

 

 

そして、最後の言葉として、

『子どもの精神科の医者として、お母さんやお父さんにお願いしたいことは、子どもの笑顔や喜ぶ姿に、ご自身が喜べる両親であってほしいということです。』

『親の希望通りのことを、子どもがしてくれることに喜びを感じるのではなく、子どもの希望にこたえられることに、幸福を感じられる親であってほしいということです。』

 

と書かれ、この本を終えられています。

 

まとめ

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温かい人柄と、沢山の子供達と子供達に関わる大人を見てきた精神科医としての経験から、『~である』と、断定的に意見を述べられている点も、日々、『これでいいのかな』と試行錯誤しながら子育てや自身の生活を送っている私には、非常に心強く感じられました。

 

以上、佐々木正美先生著の『子どもへのまなざし』の一部を紹介させていただきました。

 

最後まで、読んでいただき、ありがとうございました!

 

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