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「帰国後の子どもの成長に、親はどのように向き合えばよいのか」

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今回は、以前拝聴した、帰国子女をもつ親向けのビデオ講演会のまとめです。

 

帰国子女ではなくても、子育て中の方、子どもにかかわる仕事をしている方にも、参考になる点がいくつかあるかな、と思います。

 

かなり長いですが、参考にしてください。

 

私も、ときどき、自分でこの記事を読み直しながら、子育ての参考にしたいな、と思っています😊💡

 

 

「帰国後の子どもの成長に、親はどのように向き合えばよいのか」

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「帰国後の子どもの成長に、親はどのように向き合えばよいのか」は、昨年2020年11月に配信された海外子女教育振興財団のオンライン講演会の題名です。

 

わが家は、日本へ本帰国1か月前という時期で、

かなりドンピシャなタイミング&内容でしたので、1時間ちょっとという長い動画配信でしたが、視聴しました。

 

オンライン特別講演会 帰国後の子どもの成長に、親はどのように向き合えば良いのか - YouTube

 

公演をされていた小曾根さん自身も、元駐在妻で、帰国子女の教育に試行錯誤されていたそうです。話の内容に共感する部分も多く、とても楽しく視聴できました。

 

以下、長くなりますが、「なるほどなー」と思った内容を抜粋したいと思います。

 

The Third culture kids(サードカルチャーキッズ)

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The Third culture kids(サードカルチャーキッズ)とは、本によれば、

 

「サードカルチャーキッズ(TCK)」とは、両親の生まれた国の文化を第一文化、現在生活している国の文化を第二文化とし、この二つの文化のはざまで特定の文化に属することなく独自の生活文化を創造していく子どもたちのこと。

 

を指すそうです。

 

 

日本生まれの帰国子女でも、

子ども時代の数年(1年~10年とか)を海外で過ごすことで、

独自の文化や価値観や考え方がはぐくまれてくるのではないかな、と思います。

 

そういう意味で、

帰国子女も、サードカルチャーキッズなんだろうな、と思います。

 

帰国した子供の気持ちを理解する

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講演会の内容によると、

親が気付きにくい子どもの内面を、理解しようと努力することが大事なようです。

 

✅転勤や引っ越しが多い。

✅親の都合で、ことばも文化も違うところへ。
✅自分の所属するところから、剥がされると感じる。
✅せっかく頑張って慣れて、コミュニティの一部になったのに、また新しい場所で、自分の居場所を見つけなければいけない。

 

日本へ帰国後は、


✅海外と「空気」が違う。
✅ヒトや皆に合わせるということに違和感を感じる。
✅色々なことに違和感。損失感。喪失感。悲しみ。

✅帰属するところがない。
✅海外では外人。日本でも変わった人。

 

 

子どもたちは、いろいろな感情を抱えているようです。

(そしてそれを言語化できないと、ますます大変です💦)

 

親として、まず大切なのは、

「子どもの気持ちを理解すること」。

 

何かあったら困ったら言ってね。


頑張り過ぎなくていいよ。


〇〇してくれてありがとう。

 

こういう気持ちが、大事なようです。

 

とても、参考になりました。

 

子育ての最終ゴールをイメージする

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以下、講演会で小曾根さんが話されていた内容を抜粋します。

 

まず大事なのは子育ての最終ゴールです。

子育ての最終ゴールは何でしょうか。

 自律、自立、自活。

 最終的な目標は、自分の人生を自分で歩む、生きるということ。

いい中学高校大学に入ることでもなく、いい会社に入ることでもなく、自分の人生を自分で歩んでいけるこども。

自活になります。

 

そのうえで、できるかぎりのサポートをする。

よりよい環境があると思えば、それを提供する。

 

なるほどなー、と共感しました。

 

普段、漠然と考えていたことが、きちんと言語化されていて、

小曾根さんって、すばらしい💗

と思いました。

 

子どもへの関わり方は、子どもの発達段階に合わせて対応する

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0から6歳は、ラブラブ期、乳児幼児期

6-10歳は、しつけ期

10-18歳は、見守り期、思春期

 

だそうです。

 

子どもへの関わり方は、子どもの発達段階に合わせて、対応するべきだそうです。

 

そして、子育てにおいては、

 

自分の人生は自分の責任なんだよ、自分が選択して行くんだよ、ということを繰り返し伝える必要がある。

 

子育てで、自己肯定感の高い子に育てること。

完璧でなくていい。

自分の未熟さ、弱点は、OK、許容されるべきもの。

自分を好きと思える感情というものを育んであげることが大事です。

 

と言われていました。

 

お子さんを声に出して褒めていますか

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引き続き、小曾根さんのお言葉を抜粋していきます💦

 

人は肯定されて 自信を付けていきます。

達成感、充実感、成功体験、自分を大切にすることができるということが、1番大切です。

自信がなかったり、人と自分を比べがちなのは、心の疲れになります。

 

お子さんを声に出して褒めていますか。

愛すること、褒めること、叱ること、聞いてあげること。

 

 

よい褒め方としては、事実や具体的内容またタイミングを見て褒めることが大事だそうです。

 

大切なのは、

 

✅認めること

✅褒めること

✅過程を重視すること

 

よい声掛けとは、

 

ここまでできたんだ、よく頑張ったね。

ここからは、一緒に考えよう。

 

というような声かけがよいようです。

 

肯定的な表現としては、英文メッセ―ジとして以下のものを事例とともに紹介してくださいました。

 

We know how hard you have been training for this competition.

We are very proud of you.

Thank you for being our child.

Good Luck, …..!

 

 

わが家も、使っていきたいと思います💡

 

子供が反発ばかりする時

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講演会の内容から。

 

子供が反発ばかりする時は

親に不満を抱いている時かもしれません

 

ちゃんと子供のことを褒めていますか

 

ちゃんと子供をみていますか

 

ちゃんとこどもと向き合っていますか

 

ちゃんといい所を子供に伝えていますか

 

 

耳が痛いです💦

 

ちゃんと子どもをみて

ちゃんと子供に向き合って

ちゃんと子供に伝えていかなければ、と反省です😊💦

 

褒め方の例

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自分の子供のいいところをリストアップしてみましょう。

 

といわれていました。

 

普段は、他の子どもたちと比べてしまって、「できないこと」ばかり、目につくかもしれませんが💦

 

優しい、頑張り屋、友達思い、クリエイティブ、 いろいろ集中力がある 、など、探せば沢山出てくると思います。                                                                                                                                                                          

褒め方の例を紹介されていたので、以下、列挙しておきます。

 

ありがとう

話してくれてありがとう

すごいね

自分で考えて、すごいね

大好きだよ

学校へ行ってくれて、ありがとう

 ママを好きって言ってくれて、ありがとう

 ご飯を食べてくれて、ありがとう

 服をたたんでくれてありがとう

 学校のことを話してくれてありがとう

お友達のことを話してくれてありがとう

悩みを話してくれてありがとう

 

 

折につれてありがとうを伝えるといいとのことです😊💗

 

褒めることと同じように大事なことは叱ること

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褒めることと同じように、叱ることも大事なようです。

 

叱るというのは 2つあり

怒るとは違います

 

 怒るというのは怒りの感情で、意味のないこと。

 

しかるっていうのは、相手の問題行為その問題に焦点をあてているもので、教えることも含まれているそうです。

 

 

上手な叱り方というのは、

 

1. 問題行動について叱る

2. サンドイッチ法 承認⇒指摘⇒承認 

3. 叱るタイミング⇒その場で叱る 

4. 1対1で叱る 

5. 具体的に何が悪いか説明する

6. 必ずあとでフォローする

 

 

だそうです。

 

兄弟姉妹の前で叱らない、というのは、目からウロコでした。

兄弟姉妹が多いと、なかなか難しいところもあると思いますが、気を付けていきたいな、と思いました。

 

 

タブーなしかり方というのは、

 

1. 人格を否定する言い方は禁物

2.事実確認なしに感情的に怒らない

3.過ぎたことをねちねち言わない

4.他人ほかの子と比較しない (内的基準というものが大事)

5.その子自身の行動にフォーカスすることが大事

 

 

だそうです。

 

子育ては、自分育て、とも聞きますが、

なかなか難しいですね💦

 

頑張っていきたいな、と思いました💦

 

怒りたくなっても、リフレーミングなどを取り入れて、よさを再確認することも、怒りを鎮めるwのに、役立ちそうです。

 

リフレーミングとは、

 

頑固は、意思が硬い

 飽きっぽいというのは、気持ちの切り替えが早い

臆病というのは、慎重である

しつこいというのは、粘り強い

ルーズというのは、寛大な性格

 

 

などと、違うポジティブな概念に置き換えることです。

 

ユー(you)メッセージではなくアイミー(I&me)メッセージ

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子供と話すときは、

「ユー(you)メッセージ」ではなく「アイミー(I&me)メッセージ」が良いそうです。

 

どうしたらよいか考えよう

こうすると〇〇だよね

 妹に見本をみせてね

 〇〇が原因じゃないかな

 

 脳にいいしかり方=建設的な提案をする

 

ことをお勧めされていました。

 

参考になります💗

 

子供の話をちゃんと聞いていますか

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子供の話をちゃんと聞いていますか。

 

「傾聴」という言葉があります。

「傾聴」とは、自分が話すよりその2倍だけ人の話を聞くと言うことだそうです。

 

1. よく子供の話を聞く ⇒ 話を聞くことで子どもが心を開いてくれます

2. 共感する⇒  子供の考えや気持ちに共感することで子どもの心が強くなります。

3. 一緒に考える⇒  一緒に考えることで自分の意思や気持ちを強くします

4. 励ます⇒ 子供は自分の意志と力でやり遂げます

 

ということを話されていました。

 

子育てには、「傾聴」が大事なようです。

 

反省です。

 

私の子供たちは、ママは話を聞いていない!、とよく怒ります。

 

私としては、聞いているつもりなんだけど、心をこめて聞いていない、

私は聞いているつもりだけれど、

子どもにとっては、「聞いてもらっている気がしない」ということ。

 

問題ですね💦

反省です💦💦

 

思春期について

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思春期は、見守り期だそうです。

 

思春期は、不安定な時期です

自分とは何か、自己イメージの揺らぎがあります

ただここで、大人が介入しすぎると、大人になるための芽を摘み取ってしまいます。

 

ですので、思春期というのは、危なっかしいイメージがあるのですけれども、

見守ることが1番大事です。

 

 目と気持ちは、見守っているんだけれども、口は出さない。

 

 大人になるための芽をつみ取らないでください。

 

見守り期には、「力になるよ」、というメッセージを送り続けます。

揺れず、動ぜず。

子供を信じて、サポートに徹して 。

子供を見守っていきましょう。

 

 

そういうお話をされていました。

 

わが家も1号が思春期に入りました。

今後の、子どもたちとの関わりに、参考にさせてもらおうと思います。

 

帰国子女の学校選択について

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帰国子女の学校選択についても、お話されていました。

 

これは、「実際に通うのはお子さんですよ」と言われていました。

 

偏差値だけでなく、学校と子どもの相性もあるという話には、納得しました。

 

子どもの内面の気持ちをサポートするという大切さには、それまでの話とも一貫性があり、共感しました。

 

まとめ

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小曾根さんは、お子さんがもう独立されたそうです。

 

そんな先輩ママからのお言葉は、

 

「今を楽しんでください」

 

ということ。

 

家、家庭は、母港、安全基地。

こどもの中で、たくましい根っこを育ててあげる

5年後、10年後、15年後、20年後を見つめて、笑顔で暮らせるように。

 

とても共感して、役立つ、オンライン講演会でした。

 

ビデオ講演会も、かなり参考になりますので、視聴してみてくださいね😊

 

長い記事になりましたが、最後まで、読んでくださり、ありがとうございました!!

 

オンライン特別講演会 帰国後の子どもの成長に、親はどのように向き合えば良いのか - YouTube

 

 

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