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帰国子女のための中学受験【反省あり】

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こんにちは!

 

今回は、帰国子女のための中学受験の準備について、振り返りたいと思います。

 

 うまくいかないこともあり、悔しい思いも経験しましたが、

 

いろいろと迷いながら、選択してきたことは、我が家にとっては、よかったと思っています。

 

住んでいる地域、

 

日本国外に住んでいた年齢や年数、

 

子どものタイプや、

 

家庭の方針

 

などにより、

 

【ベストな学校】というのは、

 

いろいろと変わってくると思います。

 

 

 

 

近々、帰国子女枠で受験するために、試行錯誤されている方の役に立てば、と思い、

 

現段階で思っていることを紹介させていただきます。

 

 

参考にしてください。

 

 

 

帰国生受験をした理由

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日本で教育を受けたことがないため、言葉の問題だけでなく、文化的、環境的にもギャップがあることが予想されました。

 

なので、

 

帰国子女に理解のある学校、帰国子女に慣れている先生方や生徒さんたちの多い学校、という環境が魅力的だった

 

ということです。

 

 

帰国生の学校選びで重視したこと

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 帰国子女便覧を取り寄せる

具体的な学校名は控えさせていただきますが、

 

まず、【帰国子女便覧】という本を取り寄せ、帰国後に住む予定の地域から通学可能な学校をピックアップしました。

 

(日本へ帰国後は、日本人として日本語力もつけつつ、勉強してもらいたいと思ったので、インターナショナルスクールは候補から外しました)

 

 

(帰国子女便覧は、海外子女教育振興財団から発刊されています)

 

『帰国子女のための学校便覧2021』 | 海外子女教育振興財団コーポレートサイト

 

 

当時アメリカに住んでいましたので、海外配送してもらいました。

 

きれいに梱包されて、スムーズに配送していただきました😊

 

受験資格を確認する

 

まず、 一番大事なところは、

 

受験資格

 

です。

 

学校により、さまざまなパターンを指定していると思うので、

 

細かく見ていく必要があります。

 

海外で生活している期間が、1年以上でいいところもあれば、3年以上必要なところ、帰国後2年以内である必要があったり、小学校卒業見込みについてであったり、

 

いろいろなパターンがあります。

 

要チェックです💡

 

また、

 

気になる学校、受験予定の学校は、それぞれの学校のホームページで、詳細や雰囲気や試験日程を確認することも、大事です。

 

先輩ママから聞いたところによれば、

 

ホームページ上からうける雰囲気と、実際に訪問した際に受ける印象が、ズレることもある、そうです。

 

ですので、可能でしたら、学校見学などは、必要なのかもしれません。

 

我が家の場合は、アメリカ在住であったのと、コロナ禍で一時帰国もキャンセル、見学会なども開催されなかったので、学校見学は無理でした。

 

コロナ禍でいろいろと不便なこともありましたが、

 

オンラインで説明会を開催してくれる学校も多く、便利な部分もありました。

 

また、私立はオンライン出願や支払いが整っている学校もあり、海外在住組としては、いろいろと安心&便利でした。

 

 

重視したこと

 

重視したことは、

 

①学校の所在地、

②帰国生の割合や人数、

③入学後の授業方針、

④受験科目と日程、

 

です。

 

 

学校の所在地(通学可能かどうか)

 

公共交通機関を使い、家から1時間くらいのところ、という制限を設けました。

 

家庭により、許容範囲は、さまざまだと思いますが、

 

我が家の場合は、幼児以降日本で生活していなかったため、通学ルート、乗り換えのしやすさ、実際の距離、なども考慮しました。

 

アメリカでの生活と日本での生活は、かなり変わります。

 

親が思いもしないところで、子どもにストレスがかかっていることがあります。

 

毎日長時間をすごす学校の環境も大切ですが、

 

毎日の通学がどのくらいの負担になるのか、ということを考慮することも大事だと思います。

 

参考にしてください。

 

帰国生や海外経験のある生徒の割合や人数

 

帰国子女を受け入れているといっても、学校全体で1~2人くらいのところもあれば、〇人に一人は海外経験あり、という学校もあります。

 

入学後どんな学校生活を送ることになるのか、ということにも、

 

影響を与えることになると思うので、

 

検討するのは大切だと思います。

 

 

入学後の授業方針

 

これは、とても重要です!!

 

学校によっては、帰国生だけを集めて、入学後は、主な教科は英語で授業を受ける、スーパーイングリッシュコースを設置している学校などもあります。

 

どのような授業方針がよいかというのは、子どもの希望と家庭の方針により、変わってくると思います。

 

 

我が家の場合は、英語以外の科目については、入学後は、一般の生徒に交じって、日本語で授業を受けさせたい、と思いました。

 

 

 

その理由は、

 

日本人として日本語をキャッチアップしてもらいたい、ということと、

 

数学や社会や理科は、日本語で教えてもらった方が、質の高い授業を受けれるのではないか、

 

と思ったからです。

 

(日本には、そんなにたくさんのネイティブの先生がいるようには思えないので。。。)

 

 ただし、英語は、ネイティブ教員によるレベル別の授業があるということは、重視しました。

 

また、国語や日本語について、必要に応じて、学校からのサポートが受けれるか、ということも確認しました。

 

受験日程と科目

受験日程が重なっている学校もあります。

 

英語と面接だけでオッケーのところもあれば、

 

英語・算数/数学の組み合わせ、

英語・適性検査の組み合わせ、

英語・国語・算数の3教科の組み合わせ、

 

など、

 

さまざまです。

 

子どものタイプ、得意不得意に合わせて、検討していく必要があります。

 

 

適性検査は、国語力や理解力をみる問題が多く、日本の学年相当の日本語理解力がないと、かなり難しくて、手ごわいと思います。

 

私立は、受験日のテストや面接のみ(学力)が反映されるのみで、アメリカでの活動や成績は考慮されません。

 

一方、国立大学付属であれば、出願時に、アメリカ滞在時の成績表や活動記録も提出することができました。

 

質問がある場合は、直接、各学校の入試担当の先生方にメール連絡しました。

 

各校、とても親切に対応してくださいました。

 

参考にしてください😊

 

実際の帰国子女受験について思うこと

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競争率も激しく、レベルも高く、とても大変だなー、

 

と思いました。

 

学校の問題や傾向を見ていると、

 

 

英語力は合った方がいいけれど、

 

日本語力がないのは、お断り

 

 

という感じを受けました 涙。。。

 

アメリカで1-2年過ごし、その後は、日本に帰国し、塾に通っていたようなお子さんと、

 

アメリカで小学校生活をまるまる過ごし、帰国してきたお子さんでは、

 

どうあがいても、

 

とうてい、日本語レベルが違います。

 

それは、環境の問題であって、その子の能力云々の問題ではないですが。

 

とはいえ、

 

アメリカ生活が5年以上など長い方で、帰国後間もないお子さんは、とても不利になると思います。

 

 

本当の英語力や国際力は、海外で色々な人と関わり合いながら、身に着けていくものだと思います。

 

なので、英語環境で一生懸命に生活していると、日本語力が拙くなるのは、避けられません。

 

日本語が拙い=努力をしてこなかった、能力が低い、ではありません。

 

それは、仕方がないことで、英語も、日本語も、すべてを子どもに求めるのは、無理があります。

 

 

現在、日本の帰国生向けの受験は、

 

受験日当日の日本語力を重視し、

 

その子どもが、どのような海外生活をし、海外経験をし、問題を克服してきたか、どのように力をつけてきたか、潜在的な能力はどのくらいか、ということを質問&検討さえもしてもくれません。

 

アメリカの成績表や活動記録を提出することもできません。

 

英語力だけで入学を許してしまうと、入学後の授業のフォローが大変なこともあるかもしれませんが、

 

帰国後は日本語力も十分に伸ばしたい、と思っている英語堪能な子どもの立場から言えば、

 

 

キツイです。。。

 

 

 

せめて、アメリカの成績表や活動記録は、提出して、

 

その子が、どのように小学校生活を送ってきたか、どのような力をつけているか、どのように伸びていきたいか、

 

ということも、見てもらいたいなあ、

 

なんて、思いました。

 

 

とはいえ、現在の日本の帰国生受験は、学力一辺倒。そして、競争率もレベルも高いです💦

 

受験を視野に入れているのなら、国語力や入試対策は、必要かな、と思います💦

 

 

アメリカ滞在時にしてよかったこと

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英語習得

アメリカで、アメリカの子どもたちと同じように、学校の課題や行事や課外活動を行い、お友達を作って、一緒に交流し、英語力やコミュニケーション能力を高める環境を与えることができて、よかったです。

 

英語の勉強は、日本へ帰国後もできますが、

 

ナチュラルな環境でナチュラルに英語やアメリカ文化を習得できるのは、

 

アメリカ滞在時のメリットです。

 

日本語力が遅れてしまうので、国語が必要な受験では不利になりますが、この点、後悔はしていません。

 

英検

英検には、興味を持っていなかったのですが、

 

学校によっては、英検は入試時に加点されます。

 

受験を視野に入れ、【英検は持っていた方が有利そうだぞ】と思い直し、準1級を受けてもらいました。無事合格。

 

現地校5-6年生の英語レベルであれば、準1級は受かるようです。

 

数か月後に1級も受けてもらいましたが、それは、点数不足。

 

1級は、英語力や単語力だけでなく、思考力や扱う題材も大人な問題です。

 

小学生が無理して頑張る必要もないかな、なんて、思い直し、また、数年後にうけてもらいたいと、思いなおしました。 

 

日本語学習

受験を視野にいれる前は、日本語学習は、補習校に通うということと、家庭学習で公文式教材などを少しずつ解かせていたりしていました。

 

日本語力を高めるために、日本語の本を読んだり、映画を見たりしてもらいたかったのですが、興味をもってもらえず、あきらめました。

 

オンライン家庭教師

 

アメリカ都市部では、大手進学塾が進出しているようですが、我が家は、当初、受験を視野にいれていなかったので、塾などには、通いませんでした。

 

受験を視野に、小学校高学年からは、塾に通われている方もチラホラ見かけました。

 

受験をしようと決めたのは、帰国2年前。

その時期に、たまたま縁があって、オンライン家庭教師というものを試しました。

 

ワークしそうだということで、受講開始。

 

色々あって、オンライン家庭教師を2社目に変えたのが、受験半年前💦

 

オンライン家庭教師とひとくくりに言いますが、ほんとーに、さまざま。

 

子どもが授業を受けている様子や、講師の様子、扱っている教材、カリキュラム、フレキシビリティ、保護者対応などは、要チェックです💡

 

2社目は、大満足の講師陣の質と対応でした。

 

 

国語日本語力の基礎を培う授業と、受験算数の授業を受講しました。

 

オンライン家庭教師は、他の塾や家庭教師と比べると高いです。

 

 

 

最大限に活用するためにも、

 

利用サービスを選ぶ際には、

 

どのような教師を採用している会社なのか、(相性と質)

こちらの思いや要望が伝わっているか、(コミュニケーション)

想いだけでなく、手段ももっているか、(具体的な指導技術)

言いにくいことも言ってくれるか、(嘘がないか)(いいことばかり言っていないか)

 

ということを確認するのは、保護者として、必要だと思います。

 

こどもの自習に付き合ってくれる学生アルバイト感覚の講師でもよければ、ここまでシビアになる必要はないと思いますが、

 

我が家は、受験目前だったし、かなりシビアで、要求も多く、いやーな保護者だったと思います。

 

しかし、お金を払っているのは、こちらです。

 

親は、限られた時間の中、子どものために、一生けん命なのです。

 

要望がある場合は、しっかりと伝えましょう😊

 

我が家は、限られた時間を最大限に活用したかったので、家庭でもフルサポートし、できないところを家庭教師の先生にサポートしてもらい、皆で集中して取り組みました。

 

とはいえ、スタートが遅かったので、間に合わなかった部分もあります💦

 

でも、試行錯誤し、皆で頑張ってきたことは、いい思い出です。

 

 

事前にしていればよかったかもしれないけれど、できなかったこと

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あらかじめ受験をすることを想定し、長期間かけて、受験の準備や国語力養成をすることは、できませんでした。

 

いつ本帰国になるかわからなかったし、本帰国後にどこに戻るかもわからなかったし、アメリカ文化や英語を吸収&日々の生活をしていくのに一生懸命でした。

 

なので、

 

帰国後のことや受験のことなど、

 

具体的に考えることができませんでした。

 

 

適性試験の問題に目を通しましたが、時事問題を日本語で読んで、語彙力や理解を深めることは、受験に役立ちそうです。

 

我が家は、受験前は、余裕がありませんでしたが、

 

受験後に日本語力を高めるために、

 

【ニュースがわかる】という月刊雑誌を購読し始めました。

 

これは、電子版もありますし、海外在住の方にもおすすめです。

 

子ども新聞数社もお試し購読しましたが、ニュースがわかるが、一番、世界の問題に目を向けていて、読み応えもあり、親子共に、好みでした。

 

漢字にフリガナもふってくれているので、帰国生でも、楽しめると思います。

 

参考にしてください。

 

 

まとめ

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以上、帰国子女のための中学受験を振り返ってみました。

 

塾には行かず、模試も受けたことはありませんが、

 

【受験はする】ということを家庭の方針として決め、1年半ちょっと、進んできました。

 

受験に正解はないのかな、と思います。

 

我が家は、不合格ももらいましたが、結果として、帰国子女の多い学校に通えることになりました。

 

 

うまくいかないこともあったし、

 

悔しい思いもしたし、

 

いろいろと考えさせられました。

 

 

親もしんどいですが、

 

頑張るのは、本人。しんどいのも本人。

 

 

親にできることは、

 

子どもをサポートすることと、

 

情報を見つけてくること、

 

環境を整えること、

 

くらいです。

 

 

結果がどうなっても、

 

子どもの努力を沢山ねぎらって、

結果ではなく、過程をいっぱいほめてあげてほしいと思います。

 

 

アメリカで経験したことは、決して無駄にはならない。

 

 

中学受験で間に合わなくても、人生のどの時期で役立ってくるかは、わからない。

 

 

とはいえ、

 

 

やってみないとわからない。

 

最後まであきらめない。

 

 

 

Let's do this.

 

 

 

一保護者の考えですが、参考にしていただけると幸いです。

 

 

最後まで、読んでいただき、ありがとうございました!

 

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