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「災害に強い住宅選び」を読んで役立ったこと

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本日1/17は、阪神淡路大震災の日です。

 

自然災害は予測することはできないけれど、適切な知識を得ていれば、ある程度は、備えることができるのではないかな、と思います。

 

今回は、「災害に強い住宅選び」を読んで役立ったことを紹介します。

 

 

災害列島、日本

阪神淡路大震災、東日本大震災、新潟、熊本、能登地震、、、、

それに加えて、温暖化の影響により、巨大台風が発生しやすくなっており、線状降水帯の発生、、、、水害の恐ろしさ、異常な夏の暑さ(なのに変わらない生活スタイル)

 

災害列島、日本、とか、言っていますが、笑えません。

 

できることなら、地震のない国に住みたい~ 水害のない国に住みたい~ 夏は暑すぎない国に住みたい~ サマータイムのある国に住みたい~(でも銃は嫌💦)

 

などと思ってしまいますが 住む場所って、なかなか、変えることはできません。

 

「災害に強い住宅選び」という本は、以前、ちきりんさんが、ブログで紹介していたので、気になっていたので図書館で予約していました。先日、届いたので、読みました。

 

ひさしぶりに、一気に、夢中で、数時間で、読み切りました。

 

部分的には、繰り返し、深く、読み直しました。

 

この本を読んで、

 

自分の住んでいる土地の「浸水リスク、地盤の強さ、土地のなりたち、地形の変化」を調べることができ、災害リスクを客観的に、把握することができました!!!!!

 

日本に住んでいる方、日本に家族が住んでいる方には、必読書です。

 

一戸建て、マンション、持ち家、賃貸にかかわらず、自分が今住んでいる家、実家の災害リスクがわかり、備えるべきことが明確になります!!!!!

 

大地震が起こったら、どんな対策をしていても、運次第なのかもしれませんが、

 

それでも、本に書いてあることを知っていれば、災害リスクを減らすことができるかもしれません。

 

読まないと絶対に損です。

 

たとえ、高いお金を出して買った家や、先祖代々続いている土地が、災害リスクによって、将来的に、価値がゼロまたはマイナスになる可能性があることがわかったとしても、、、、やっぱり、客観的に、知っておくべきだと思います。

 

強く、強く、おすすめします😊

 

 

「災害に強い住宅選び」を読んで役立ったこと

「災害に強い住宅選び」を読んで役立ったことを紹介します。

 

①「従来の防災計画では対応できない豪雨が増える」という事実

 

温暖化が最悪のシナリオで進行した場合、21世紀末には、世界における台風の発生総数が30パーセント程度減少するものの、日本の南海上からハワイ付近およびメキシコの西海上にかけて、猛烈な熱帯低気圧の出現頻度が増加する可能性が高いと予測している

 

地域別で経済損失が最も大きかったのは、地震、津波、サイクロンなどの災害に見舞われたアジア太平洋地域で、全体の44パーセントを占めました

 

 

温暖化の傾向と悪影響は明白なのに、人々は今の生活スタイルを変えようとしていないので、これからも、どんどんやばい方向に向かい、災害は増えていくのではないか、と危機感を感じました💦

 

100年に一度の災害というものが、頻繁に発生するようになれば、従来の規模を想定した防災計画は、無意味なものになってきそう、、、

 

②「内水氾濫」が怖いということ

「内水氾濫」とは、川の水位が上がったことにより、排水管から下水が逆流することだそうです。

 

2019年の台風19号では、この「内水氾濫」によって、武蔵小杉にあるタワマンの2棟が、地下階の電気関係設備が浸水、各戸の電気とエレベーターがとまったようです。

 

排水管から逆流、、、ということは考えたことがなかったので、勉強になりました。

 

トイレから逆流、とか、怖いですね💦

 

③「氾濫平野」は、液状化リスクがあるらしい

 

「氾濫平野」は、液状化リスクがあるらしいです。

 

台風19号では、北陸新幹線の長野車両基地が水没しました。(中略)

国土地理院地図をみると、車両基地の周囲は「旧河道」や、洪水で運ばれた砂や泥などが河川周辺に退席したり、過去の改定が干上がったりしてできる「氾濫平野」は、河川氾濫や軟弱地盤による液状化リスクがあるところでした。

 

わが家の近くにも、車両基地があります。

そのあたりは、だだっ広くて、住宅もないところもあるので、もしかしたら、人が住んでこなかった地域→水が溜まりやすい地域なのではないかな?とちょっと不安になりました。

国土地理院の地図で、要チェックです💡

 

⑤巨大台風が怖い

 

台風のエネルギー源は海面温度の上昇による水蒸気です。

歴史的にみると、数千年間に一度程度の気温上昇がありましたが、直近では100年に1度上昇しています。

 

温暖化が怖いのは、氷が解けて、水位が上がるだけでなくって、台風のエネルギーが尋常じゃなくなったり、生態系が変わったり、思いもよらない形で影響がでそうなことです。

 

⑥東京23区の3分の1が水没する

東京都が2018年に公表した浸水のシミュレーションによれば、東京23区の3分の1の面積にあたる約212平方キロメートルが浸水するそうです。

 

特に、「江東5区(墨田、葛飾、江戸川、江東、足立区)は、大きな被害が想定されるようです。

 

⑦「水災補償」は火災保険の「オプション」

基本、被災しても自己責任で修復するしかないようです。

 

水没被害を火災保険の「水災補償」で賄えるかどうかは、所有者で構成するマンションの管理組合が、どのような保険に加入しているかによります。(中略)補償範囲は保険会社によって異なりますが、一般的に「床上浸水」を基準としていることが多く、(中略)内水氾濫で地下階が被災した場合、適用されるかどうかわかりません。

 

 

⑧ハザード情報の開示は「不十分」

被災地の多くの住民は、ハザードマップをみたことがない人が多かったそうです。

 

不動産取引の際にハザードマップの説明を「受けた」と回答した人は10.8パーセント、「受けていない」は43.0パーセント、「よくわからない。忘れた」は46.1パーセントでした。

 

宅地建物取引業法において、現状、不動産の売買、賃貸時に浸水想定区域などについて説明する義務はありません。

 

また業界には「ハザードマップの説明を義務化したら、起算価値の下がる地域がでてしまう」という懸念する声もあります。要は「臭いものにはフタをしろ」というところでしょうか。

 

浸水リスクと同じく、「活断層の所在」や「地盤」「土地高低差」「液状化の可能性」「建物の耐震性能」なども物件価格に反映されていません。「自治体の防災意識」や「コミュニティの成熟度」も同様です。

 

わたしたちは日本の不動産市場はこの程度の成熟度で、発展途上の段階であることを、知っておく必要があります。

 

 

恐ろしい事実です💦💦💦

 

ハザードマップで確認するだけでは、甘いようですが、せめて、ハザードマップの確認は必須ですね💦

 

不動産を購入する際には、自分でリスクを調べる必要があるなと思いました。

 

また、浸水地域、液状化地域にある不動産というのは、数十年後には、ガクッと価値が下がる、価値がなくなるという可能性を視野にいれて、不動産の保持、管理、放棄していかないと、金銭的にもリスクが大きいのではないのか、、、と考えてしまいます💦

 

⑨「立地適正化計画」

立地適正化計画というのは、街を「人が集まって住むエリア」(居住誘導区域)と、「そうでないエリア」思い切って分類して、行政の効率や暮らしやすさを維持する計画のようです。

 

全国1741自治体のうち477の自治体が策定(19年7月現在)しているようです。

 

わたしが住んでいる町も、「立地適正化計画」をしている最中のようです。

災害の起こりやすさは、変えることができませんが、防災や、そういうことに積極的に取り組んでいる自治体だと、安心だなあ、と思います。

 

⑩地名でわかる土地の歴史

地名でわかる土地の歴史というのは、私は、小学校のときに、教えてもらったことがかなり印象的だったので、よく知っているのですが、面白いです。

 

例えば「池」や「川」「河」「滝」「堤」「沼」「深」「沢」「江」「浦」「津」「浮」「湊」「沖」「潮」「洗」「渋」「清」「渡」など、漢字に「サンズイ」が入っており、水をイメージさせるものは低地で、かつては文字通り川や沼・池・湿地帯だった可能性があります

 

例えば渋谷駅周辺は、舗装された道路の下に川が流れており、低地で地盤も弱いのです。

 

内陸部でも「崎」の地名がつくところには、縄文時代など海面が高かった時代に、海取り口の境目だった地域で、地盤が強いところと弱いところが入り組んでいる可能性があります。

 

私の生まれたところは、昔海だったところを、開拓したとかで、地名もそんな名前の地名ばかり、そして、海抜も低いです。

 

今住んでいるところは、海に比較的近いのですが、改めて地名をみてみると、近隣の町名は、上にあげた漢字を使った地名のオンパレードでした💦💦💦JRの線路を挟んで、南側に、特に、そういった地名が多いな、と感じました。

 

⑪インターネットで確認できる「ハザードマップ」

 

ハザードマップは、配布されるところもあると思いますが、インターネットでも閲覧できます。河川氾濫による洪水や地震の津波、土砂災害、火山噴火など、さまざまな災害を予測し、その被害の範囲を地図上に示したものです。

 

ハザードマップポータルサイト

 

⑫河川情報は「河川整備計画」でみれる

河川整備計画は「河川管理者」が公開しており、江戸川や荒川の管理は国交省や河川事務所のウェブサイトで、都道府県が管理する河川について調べたいときは、自治体のウェブサイトで探します。あるいは「〇〇川 河川整備計画」で検索してもいいでしょう。

 

「〇〇川 河川整備計画」で検索!!!

 

⑬災害情報で、一番便利で使いやすいのは「Yahoo!天気・災害」

災害情報で、一番便利で使いやすいのは「Yahoo!天気・災害」のようです。

 

Yahoo!天気・災害 - 天気予報 / 防災情報

 

⑭「国土地理院地図」で地盤や土地の歴史をしる

「国土地理院地図」で地盤や土地の歴史を知ることができるようです。

 

今住んでいる町は、生まれ育った町ではないので、土地の歴史をよくしりません。

 

ためしに、「国土地理院地図」でみてみたところ、

津波・浸水リスクはないけれど、「大規模盛土造成地」であることがわかりました💦

 

近隣小学校は、浸水地域であったり、土砂災害区域なので(なんで、そんなところを指定しているのかがいまだに謎です)、家にいた方が安全かな?なんて、思っていましたが、

 

かなりの豪雨で地盤が緩くなった場合などは、土砂災害区域が隣接している避難指定先の小学校の方が、地盤は強いみたいなので、安全そうです。

 

本の57ページにも書いてありましたが、国土地理院地図で、地盤の性質が調べることができますので、災害リスクを客観的に把握するためにも、要チェックです💡

 

地図→その他→ベクトルタイル提供実験→地形分類(自然地形)で確認できます。

 

地理院地図 / GSI Maps|国土地理院

 

⑮排水は、合流式より分流式

 

排水の方法は、分流式がよいようです。賃貸やマンションだと、選べませんが、一度、自分の家の排水は、どの方式なのかを、確認しておいても、よさそうです。

 

⑯フロートガラスは凶器

従来の1枚ガラスは、フロートガラスと呼ばれるようです。

 

割れると危険なのは、フロートガラスのほうで、衝撃を受けると放射状にひびが入って割れます。すると、鋭く尖った破片が四方八方に飛散することになり、近くにいた人に大けがを負わせる恐れがあります。

 

複層ガラス(2枚のガラスが層になっている断熱遮蔽効果の高いガラス)や網入りガラスなど、フロートガラスに比べて3~4倍程度の強度があるガラスは、放射状にはわれません。(中略)割れるときは粉々になります。そのため、鋭利な破片が人体に突き刺さる心配がなく、比較的安全なので安全ガラスと呼ばれています。

 

はだしのゲンを思い出してしまいました。

わが家の窓は、複層ガラスなので、安全そうです。安全とはいえ、粉々になるので、やっぱり、怖いですが。

 

昔からある家は、フロートガラスのようなので、飛散防止フィルムで対応しつつ、ゆくゆくはガラスの交換を視野に入れるのがよいそうです。お金かかりますね💦

 

⑰「床下換気口」から床下浸水

「床下換気口」というものがあるのを初めてしりました。

わが家、賃貸なのですが、1戸建てなので、見てみました。

 

床下換気口、7つありました💦💦💦

 

雨がかなり強く、水が溜まってきた場合、床下換気口からの浸水、知っておいた方がよさそうです💦とはいえ、止水カバーを購入するのも、大変だし、お金がかかりそう。

 

一度、管理会社に問い合わせをしてみてもよいかもしれません。

 

(修理などは建物の所有者の責任であって、借りている身は、そういう点では、気楽です)

 

⑱「オーバーフロー菅」がないバルコニーは危ない

 

バルコニーに水が溜まって、2階の窓から浸水、、、、とか、考えたことありませんでした💦

 

わが家のバルコニーに、オーバーフロー菅(排水とは別に側面についてある穴)があるかを☑してみました。

 

オーバーフロー菅はなかったのですが、わが家のバルコニーの壁は、密閉式の壁ではなく、隙間だらけのデザインだったので、水は、もれ放題でした😊なので、バルコニーから浸水、というリスクはなさそうです。

 

普段から、あんまり、家のことを気にしていないなあ、と反省。

 

⑲古い建物の屋根瓦は吹き飛ばされやすい

トタン板や、屋根瓦が飛んできたら、怖いですね💦

 

風が強い日など、お子たちが登校する日は、けっこう心配です。

 

2001年以降にガイドライン工法で固定されている瓦屋根であれば、まず安心のようです。

 

また、瓦屋根じゃない屋根に関しては、「ひねり金物」と呼ばれる金具で固定しておけば、竜巻などでない限り、強風で屋根が飛んでいくことはないそうです。新築・築浅の物件であれば、ひねり金物はほぼついているそうですが、古い家は、要チェックです。

 

⑳高さのあるブロック塀は風にあおられる

高さのあるブロック塀のそばを通るときは、気をつけたいと思います💦

 

自分の家じゃなくって、たまたま、その場に居合わせたせいで、被害にあうということもあると思います。

 

危険予測などは限度があるとは思いますが、知っておくことは、大事!!!

 

そんなことに気をつけながら、近隣を歩いて、みようと思います。

 

まとめ

久しぶりに、とっても、役立つ本に出会えてよかったです。

 

読んでよかったー

 

この本に書かれていた情報を知らなかったら、と思うと、ぞっとします。。。。

 

これから物件を買う人も、すでに不動産や家を所有している人も、まだ賃貸暮らしの人も、

 

みなさんにおすすめできます😊

 

災害によっての修繕は、自力のことが多い、一戸建てでも、いざというときに備えて、修繕積立金を準備する必要がある、など、

 

不動産を所有するって、やっぱり、ハードルが高いなあ、と思ってしまいした💦

 

あまりに面白かったので、同じ著者、長嶋修さんの古い本、「不動産格差」も、図書館で予約をしました😊💡

 

いつかは、どこかに、家を買うことになるのかな、と思ったりもするので、いろいろと、知っておきたいな、と思います😊

 

不動産って、かなり高い買い物です。

 

この本を読んで、災害リスクや土地の歴史について学んでみましょう~。

 

 

 

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