こんにちは!
今回は、アメリカで利用していたコンポストサービスを紹介したいと思います。
アメリカのコンポストサービス
私がボストン近郊で利用していたのは、プライベートのコンポストサービス専門会社のサービスです。
町が推奨しているコンポストサービス4社のうち、1つから選びました。
1か月9.99$(1000円くらい)の利用料を支払えば、毎週1回、生ごみなどのコンポスト廃棄物を回収してくれます。
コンポストサービスを利用するまで、生ごみは、「一般ごみ」として廃棄していましたが、コンポストサービスを使うようになり、「一般ごみ」の廃棄量が、半分以下になったように思います。
アメリカのゴミ事情
アメリカは広いし、各州によっても、ゴミの回収方法なども全く違ったりするのですが、(中西部だとゴミ収集車もかなり巨大で、2人がけソファなども余裕で普通ごみで出せましたが、ボストン近郊は、道も狭いので(日本よりは広いですが)、ゴミ収集車も小さいし、環境に配慮している地区だったようで、いろいろと回収方法も違いました)
大きくわけると、
「リサイクルゴミ」と、
「普通ごみ」
の2つになります。
それぞれ大きなビン(車輪付きゴミ箱)にためておき、週1回、家の前の道に出しておくと、回収車がきて、回収してくれます。
きちんと蓋をしめておき、リスなどの害に気をつけておけば(日本のカラスと同様、野生動物はゴミを荒らします)、細かいことは気にしなくても👌でした。
「リサイクルゴミ」は、缶、瓶、ボトル類、紙類です。日本のようにプラスチック包装の分別はなかったのですが、簡易包装なので、日本ほど、プラスチック包装のゴミはたまりません。それぞれ分別することなく、「リサイクル」のビンに、じゃんじゃん詰め込みます。回収後に分別するようですが。。。けっこうアバウトです💦
普通ごみは、回収後、埋め立てられるようです。日本のように焼かなくても、ゴミを捨てる場所がふんだんにあるということでしょうか。
埋め立てゴミは、そのままメタンガス発酵させるとか、その後、埋め立てて、ゴルフ場をつくるとか、そういうことも聞いたことがありますが、詳しくは知りません。
コンポストサービスのしくみ
コンポストサービスを利用するために必要なのは、
✅アカウント作成と支払いクレジットカード登録
✅コンポスト用のゴミ箱(コンポスト推進のため、町が無料で配布していました)
✅コンポスト用の紙袋や生分解性プラスチック製のゴミ袋(ホールフーズにも売っています)
です。
次の動画をみてもらうと、わかりやすいと思います。
英語がわからなくても、雰囲気はつかめると思いますので、ぜひみてください😊
家庭で出た生ごみ、キッチンペーパー、ピザなどのクラフトボックス、枯葉、割りばしなどは、すべて、ゴミにならずに、コンポストでき、たい肥化されます。
たい肥化のスケールが大きくて、すばらしいです😊
たい肥化された土壌は、1年に1袋、コンポスト利用者はもらうこともできますし、購入することもできます。
コンポストできるもの
生ごみ関係はすべて、カラー印刷されていないキッチンペーパー、ティッシュ、クラフトボックス、ワックスペーパーなど、生分解性のキッチンスポンジ、生分解性ビニール袋なども、コンポストできます。
落ち葉や、植物、枝などもコンポストできます。
3号の通っていた幼稚園では、トイレなどで手を洗った後は、白のキッチンペーパーで手をふいていたのですが、それらのキッチンペーパーは、ゴミとは別にためておき、同様にコンポストしていました!!
日本のように各自タオルやハンカチを持参する文化は、アメリカにはないので、手を洗った後は、基本的には、キッチンペーパーで拭くか、エアドライなのですが、キッチンペーパーがコンポストできるので、ゴミはだいぶ少ないようでした。
どちらがエコなのかは、謎ですが、そんな感じでした😊
ハロウィンで使用したかぼちゃも、アクリル絵の具などでペイントしていない限り、コンポストできました。
子どもたちが通っていた小学校では、ハロウィン後、「グリーンチーム」に所属する子どもたちと保護者が、ハロウィンで使用したかぼちゃを集め、それをコンポスト会社がサービスで回収してくれたり、していました。
ホールフーズでは、生分解性のゴミ袋も売られていました。デリのお惣菜を入れるボックスも、未晒しのクラフトボックスなので、コンポスト可能です。
近隣のホールフーズは、コンポストサービスを利用していたようでした。
アメリカは、まだまだ、ゴミも多いとは思うのですが、ボストン近郊のように、エコ意識が高い地区もあり、とても参考になりました。
まとめ
アメリカは、ゴミも多いのですが、住宅地でさえも緑が多くて、自然を感じることができました。
不用品を寄付をできる場所も多いし、新品でなくても喜ばれる文化もあるし、コンポストサービスもありました。
日本だと、自治体によっては、取り入れているところもあるかもしれませんが、コンポストは、自宅の庭でしたり、ベランダで生ごみ処理機を利用したり、など、各自の努力によるものが大きいと思います。
場所も必要だし、手間もかかるし、臭いや、虫の問題もありますし、個人なので、規模も効果もしれています。
コンポストサービスだと、お金を支払えば、生ごみやその他のコンポスト可能なものたちを、ゴミではなく、たい肥として生き返らせることもでき、すばらしいなあ、と思っています。
私は、自分でコンポストをしていないので、今は、可燃ごみの大半が、生ごみになっています。
生ごみの大半は、水分のようです。
この水分は、ゴミを焼却する時に、いろいろな問題を引き起こしているようです。
コンポストにすれば、エコだし、サステナブルだなあ、と思っているのですが、
手間や、臭いや、虫や、効率を考えて、まだ行動にうつせていません。
アメリカのようなコンポストサービスがあればいいなあ、と思ったので、紹介させていただきました。
日本でもおすすめなサステナブルなビジネスだと思います😊
最後まで、読んでいただき、ありがとうございました!!!