こんにちは!
今回は、アメリカで何度も感染した【Strep】の話を紹介したいと思います。
インフルエンザ(flu)は毎年秋にワクチンを受けていたので、インフルエンザ陽性になったのは、1度だけですが、
Strepには、家族ほぼ全員、何度か感染しました💦
Strepとは
のどが真っ赤になって、かなり痛くなる、感染症です。
レンサ球菌咽頭炎というらしいです。
日本でも、それなりにはやっているのかな、と思いますが、アメリカでは、一般的。
熱が出たり、酷いのどの痛みで、かかりつけ医を受診すると、
だいたい、綿棒でStrepの検査をされます。
そして、けっこう高い確率で【陽性】になります💦
喉にくる感染症なので、Strep throatと言われるのが、一般的のようです。
Strep Throat: All You Need to Know | CDC
原因菌は、Streptococcal pharyngitisです。
Strep陽性がわかると、抗生物質が処方されます。
それ以外は、痛みがひどい場合は、タイレノールを飲んでおいてね、って言われるくらいです。
アメリカの病院の薬の出し方
アメリカでは、病院を受診しても、薬の出し方が違うなあ、と思いました。
菌感染だと、抗生物質のみ。
抗生物質の種類にもよるのかもしれませんが、第1日目の第1回目は、2倍量を飲む薬も多かったです。
喉が痛かったリ、鼻水がひどくっても、日本のように、
のどの炎症を抑える薬とか
気管支を拡げてラクにする薬とか
鼻水をとめる薬とか
痰のからみをとりやすくする薬とか
そういう、こまごまとした薬は処方されません。
原因の菌をやっつけてしまえば、オッケー
っていうことでしょうか。
たまに、鼻症状がしんどいときは、市販のMucinexを飲んでもいいよ、とか言われましたが、まれでした。
システム的なことを少し紹介します。
電話かウェブサイト上での予約から始まり、全てをクリニックのシステム内で情報を管理しているので、便利そうです。
予約時に、加入している健康保険の種類の確認、来院時には身分証明書(運転免許証)の確認が必須だったのが、日本とは違うと思いました。支払い能力があるか、本当に本人であるか、ということが、非常に重視されていると思いました。
医師は個人情報やこれまでの履歴やワクチン記録などを見ながら、診察して、診察結果を入力しています。病院によっては、研修生みたいな方が、先生が喋ったことや患者側が発した情報を片っ端から医療記録としてデータ入力していました。
かかりつけ薬局も登録してあるので、病院の先生が受診時に電子的にその薬局へ処方箋を送信してくれます。
病院で紙の処方箋を発行してもらい、自分で薬局へ提出し、薬が準備されるまで待つ、というステップが省けるので効率的です。
薬局から薬準備完了のテキストメッセージが届いたら、受け取りに行きます。
スムーズでよかったです。
乳幼児はおしり周りに感染するStrepに要注意
これは、実体験です。
3号がまだおむつをしている、1-2歳の時。
おしりの部分が真っ赤になって、酷くなりました。
最初は、おむつかぶれかなー、なんて思って、
オムツかぶれ用の軟膏(Destin)を使ってみましたが、まったくよくなりません。
あまりにひどいので、かかりつけ医を受診したのですが、
病院で処方された薬を使っても、ぜんぜんよくなりません。
あまりにもかぶれて、痛くて、泣きじゃくっていました。
なんか変、なんか変、なんか違う、なんて思いながら、
おしりケアをしながら、さらに数日過ごしたのですが、悪化する一方で、やっぱり変だと思ったので、再度受診。
そしたら、先生が、
そうねー。やっぱり変だよね。
ちょっと検査してみよっか。
って感じで、綿棒(cotton swab)をぶすっとおしりに突っ込んで、Strep感染の検査をしてくれました。
その発想/処置にかなり驚いてしまったのですが、結果は、陽性…💦
先生曰く、幼児には、おしり周りに感染するStrepもよくあるそうです💦
英語だと、Perianal streptococcal dermatitisというようです。
ということで、抗生物質が処方され、無事帰宅。
抗生物質を飲んでいくうちに、おしりの赤みもだいぶましになり、お子のつらそうな様子も減ってきました。
このおしり周りのStrep感染、日本語では、肛囲溶連菌性皮膚炎 というようです。
あんまり一般的でないかもしれないけれど、参考にしてください💦
まとめ
以上、アメリカで何度も感染した【Strep】の話を紹介させていただきました。
病気のこと、薬のこと、日米で違うこともあったり、びっくりするようなことも沢山起こるなあ、なんて、思います。
一山一山超えて、少しずつ、親子で成長している感じでしょうか💦
自分の言語/文化でない、異国の地での子どもや自分の体調不良は、ほんとーに、キツイですが、でも、がんばって乗り切ってくださいね😊
(そして、駐在組は、日本式からアメリカ式にすっかり慣れたころに、本帰国となり、今度は、日本の病院対応にあたふたすること必至ですが、がんばりましょう😊💗)
そんな感じです。
最後まで、読んでいただき、ありがとうございました!