こんにちは!
今回は、「Christmas giving tree(クリスマスギビングツリー)」の思い出を紹介したいと思います。
- 「Christmas giving tree(クリスマスギビングツリー)」とは
- 「Christmas giving tree(クリスマスギビングツリー)」につるされていたカードの内容
- 寄付するモノについての考え方
- まとめ
「Christmas giving tree(クリスマスギビングツリー)」とは
「Christmas giving tree(クリスマスギビングツリー)」とは、クリスマスホリデーシーズン前に、行われるチャリティイベントです。
わが家がアメリカで住んでいた町内のアイススケートリンクには、大きなクリスマスツリーが飾られていたのですが、
そのクリスマスツリーには、金銭的に余裕がない家庭の子どもたちが、クリスマスに欲しいものをカード(七夕の短冊のような感じですが、クリスマスツリー型です)に書き、それが何個もつるされています。
詳しいことはわからないのですが、パークディストリクト(町内の行政サービス、公民館みたいなノリ)のスタッフの方が仲介しているようです。
パークディストリクトのスタッフの方が、金銭的に余裕がない家庭の子どもたちに、直接短冊を配り、欲しい物を書いてもらい、それを、ツリーにつるしているようでした。
アイススケートリンクに訪れた際に、
クリスマスツリーにつるされた、【Wish list(欲しいものリスト)】を見て、
このギフトを買ってあげよう
このギフトなら買ってあげられそう
と思った方が、そのカードを持ち帰ります。
そして、期日までに、カードに書かれたものを購入し、ラッピングして、短冊と一緒に、パークディストリクトのスタッフの方に戻します。
その後、パークディストリクトの方が、子どもへギフトを届けます。
完全にボランティアです。
やりたい人がする。
それだけ。
アメリカぽい、素敵なイベントだと思いました。
「Christmas giving tree(クリスマスギビングツリー)」につるされていたカードの内容
わが家は、一般的なサラリーマン家庭ですので、贅沢な暮らしはできませんが、
でも、日々の生活をするのに金銭的に困っているわけではなく、子どもたちにちゃんとご飯は食べさせてあげられるし、服や靴も必要な個数はちゃんと買ってあげれるし、冬の前には、温かいコートやブーツを買ってあげることもできるし、教育にもお金をかけてあげることもできています。
ありがたいことだなあ、とつくづく思います。
Christmas giving tree(クリスマスギビングツリー)のカード(Wishlist)に書かれていた内容を見ると、
「おもちゃ」「ぬいぐるみ」「人形」といったものもありますが、
「暖かい手袋とコート」とか、
「スノーブーツ」とか、
「スーパーのギフト券40$分」とか、
生活必需品系を欲しがっている子どもたちも沢山いました。
わが家は、このクリスマスギビングツリーと、幼稚園のチャリティイベント(同じように子どもたちのウィッシュリストから、ボランディアでギフトを購入して、係の方が運びます。完全ボランティアです)とを併せて、毎年100$(1万円)くらいの予算でチャリティに参加していました。
会ったこともない子どもたちだし、
自分が寄付しても、誰にも知られないし、
感謝の言葉をかけられるわけでもないし、
参加しなくても、寄付しなくても、だれも何も言わないけれど
でも、やっぱり毎年参加してよかったなあ、と思っています。
もちろん、全く無関心な方もいるし、
余裕のない方もいると思います。
でも、
中には、何個も短冊を持ち帰っている方もいました。
毎年、クリスマスチャリティのために、予算をとっているようです。
日本だと、細かいところをいろいろ批判する人も出てきそうですが、
アメリカだと、
やりたい人がする
できる人がする
外野がうるさくない。
そういうの、とても素晴らしいと思います。
寄付するモノについての考え方
日本だと、「寄付する」というと、「自分の要らなくなったものをタダであげる(もらってもらう)」というイメージが強いと思います。
ただなんだから、ちょっとくらい、汚れてても、傷んでても、いいでしょ。
そういう感覚の人が多いような気がします。
私も、どちらかというと、そういう感覚でした。
でも、アメリカでは、
クリスマスギビングツリーでも、他の同様の幼稚園や小学校のチャリティイベントでも、
「ギフトとして寄付」するものは、新品や新しく購入したものが大前提です。
要らなくなったからあげる、
タダだからなんでもいい
ではなくて、
あなたのために、新しいものを購入したよ。
あなたのために、新しいものを用意したよ。
あなたは、価値がある人間だよ。
そういう気持ちが大切なのかな、と思いました。
アメリカ文化、キリスト文化、奥が深いです。
もっと長期でアメリカに滞在して、いろいろと知りたかったなー、なんて思いました💦
まとめ
以上、「Christmas giving tree(クリスマスギビングツリー)」の思い出を紹介させていただきました。
アメリカ、問題の多い国だとは思うけれど、いろいろ進んでいると思います。
ジェンダーもLGBTQも、いろんなことが進んでいます。
愛子様が成人になられましたね。
「女性だから」だけで色々とシバリのある日本って、ほんと、時代錯誤だなあ、なんて思います。
そんな感じです。
最後まで、読んでいただき、ありがとうございました!!!