こんにちは!
今回は、アメリカで出会った素晴らしい親子について、紹介したいと思います。
ホームレス専門の医師
アメリカでは、さまざまな人に出会いましたが、
この親子は特別。
知人は、同世代の女性で、子どもを通じて出会ったママ友です。
彼女の職業は、医師。それも、ホームレス専門のお医者さんです。
彼女に出会って、そういう職業があることを、初めて知りました。
全米でそういうサービスがあるのかは知らないのですが、
ボストンには、ホームレスプログラム(Boston health care for the homelss program)というものがあり、
ホームレスの方に医療サービスを提供しているようです。
アメリカって、医療費も高いので、皆さん、あんまり気軽にお医者さんに診てもらっていないイメージがあります。
保険に入っていても、カバーされる範囲が十分でなくて、自分が希望する病院で診てもらえなかったり、サービスの保障外だったり。
無保険の方もいます。
それに比べると、国民皆保険と言われている、日本は、誰でも、医療が受けられて便利だなー、すばらしいなー、
なんて、思っていました。
でも、日本って、ホームレスの方って、医療受けられるのかな?
ただでさえ、書類に不備があると、とりあってもらえないのに💦
NPO団体が、医療相談という形で、ヘルプしているのは、知っていますが、
実際には、どうなのでしょう。。。
医師の仕事以外もどんどんする彼女
彼女の素晴らしいところは、
長時間医師として仕事している上に、
シェルター(ホームレスの人たちやDVから逃れてきた人たちが一時的に滞在している施設)に滞在している人たちに、必要なものが出てきたら、
近隣の人々に、物資の寄付を募っていることです。
例えば、
シェルターに滞在する子どもたちが、車で病院に行かないといけないのだけれど、
車につけるカーシートがない。
だれか持っていないかしら?
などと、
Facebookグループでメッセージを送っています。
そうすると、必ず、
私、寄付できるわよ!!
という方が沢山出てきます。
カーシートの余分を持っている方だけでなく、
だれも寄付できない場合は、私は、新しいカーシートを購入して寄付できるわ、
という方もして、
アメリカだなー、と感心しました。
彼女によれば、
シェルターに滞在してるときは、色々と寄付物資があり、生活は比較的成り立つらしいです。
ただ、シェルターから出られることになり、実際に、アパートで生活を始めるとなった場合に、
ほとんどなにもない状態から生活をスタートさせなければいけない、
シャワーカーテンさえないこともある、
ということです。
食糧の寄付はあっても、それを食べるお皿やフォークがないこともある、
ということです。
ということで、彼女は、医師の仕事をしつつ、3人の子どもを育てつつ、空いた時間には、シェルターの方のために、物資を集めていました。
我が家が日本へ本帰国する前にも、生活必需品のうち、シェルターで使えそうなものを、担当者に聞いてくれたのも、彼女でした。
そして、我が家まで、大荷物を仕事帰りに取りにきてくれて、翌日、担当者に引き渡してくれました。
すごい、お医者さんがいるもんだなー。
すばらしい女性だな、
と感激しました。
建築家になりたい子ども
彼女には、素晴らしい旦那さんと、可愛らしいお子様がいるのですが、
そのうちの一人は、建築家になりたいと言っているそうです。
大きくなったら、建築家になって、ホームレスの人に家を建ててあげたい
らしいです。
そんな幼児は、どう育てたら、できるのだろう。
きっと答えは簡単。
毎日、パパママがどのように生きているのかを、間近で見ているからなのでしょうね。
ほんとうに、素晴らしいと思いました。
まとめ
今、インターネット上で、ダイゴさんの発言が波紋を読んでいます。(ダイゴさんの書籍は好きだったので、残念です。)
色々な事情で社会のレールから外れた人には、ほんとーに生きづらいし、再挑戦がしにくい日本社会だと思います。
(社会には、何本もいろんなレールあってもいいと思いますが、特に日本はいろんなことが一律的なので、難しいですよね)
今普通に生活できている自分は、ラッキーだったとしか思えないこともあります。
アメリカでは、キリスト教の精神の影響もあってか、
教会や、慈善団体や、学校や、地域や、NPOで、色々なセーフティネットが張られているような印象を受けました。
それに比べると、日本って、足りないな、と思いました。
アメリカでは、様々な背景の方がいて、絶対に分かち合えない人たちも存在します。
違うのが当たり前。
だけれど、
お互いを尊重するために、平和を保つために、
言ってはいけないことは絶対に絶対に言わない。
そういう意味で、すごい大人💦
な人は沢山いました。
(もちろん言い合って喧嘩している人もいるとは思いますが)
日本は、そういう意味で、すごい子どもみたいな大人が多い💦
ダイゴさんもかなり残念だけれど、
謝罪後も細かいところをヤンヤヤンヤとつついている大人もどうだかなー💦
いろいろ考えてしまいますが、
今回は、
こんな素晴らしい親子がいるよ!
ということを紹介させていただきました😊
最後まで、読んでいただき、ありがとうございました!