先日、図書館でたまたま見つけた「防災かあさん」という本が、とても面白くて、役に立ったので、紹介します。
「防災かあさん」から学んだ15のこと
本には、その他たくさんのトリビアが紹介されていましたが、わたしが、知らなかったり、なるほどなあー、と思った15のことを、以下紹介します。
①海岸に上陸した津波は「オリンピックの短距離走選手くらいの速さ」です。
けっこう早いです。できるだけ、早く走って高いところへ逃げるのがよいそうです。
②「津波避難の三原則」とは、「想定にとらわれるな」「最善を尽くせ」「率先避難者たれ」です。
助け合い、公式の指示などを待っていては、助かりません。すべての人が「自分が一番に逃げる」という意識で率先避難者になるという意識が大切なようです。
③自宅のキッチンで料理をしているときに大きな揺れがきたら、まずは、「安全な場所でじっとする」のが正解。
あわてず安全な場所でじっとする
火を止める
ドアを開け、逃げ道を確保する
避難バックを確認する
の順番だそうです。
最近は安全装置のついてあるオール電化も増えているようなので、一度確認した方がよさそうです。
④自宅で睡眠中に大きな揺れがきたときに役立つものは、「枕・布団・スリッパ・懐中電灯・笛」です。
⑤エレベーターの中で揺れがきたら、すべての階の停止ボタンを押して、最寄りの階でおりましょう。
大切です!!!
⑥道ばたで揺れが来たら、その場に立ち止まらず、頭を保護しながら広場などに避難しましょう。
これ、勘違いしていました。その場で立ち止まらないのが正解なようです💡
⑦地震後の暗闇では、ライターは使わずに懐中電灯を探しましょう。
火事怖いです。ガス漏れのある可能性もあるので、ライターも危険です。
⑧地震の揺れがおさまった後、優先してするべき行動は、「火の元の確認や初期消火」と「出口の確保」です。
出口付近に収納家具があると、危険そうですね💦
⑨消火器の正しい使い方は、「ピンを抜く→ホースをはずして火元に向ける→レバーを強く握って噴射」の順番です。
まずは、ピンをぬく。
⑩重たいモノにはさまれた状態で8時間たっている場合は、「救急隊や医師を呼び、適切な処置をしてもらう」ことが必要です。
体内に毒素が発生していることがあり、無処置で救出すると、体中に毒素がまわり、心臓が止まってしまう可能性があるそうです(クラッシュシンドローム)。
⑪AEDの使い方を知らなくても、勇気を出して自分で使いましょう。
AEDの機器が音声出してくれるそうです。とはいえAED講習会などに参加したいなあ、と思うこの頃です。
⑫避難所生活の経験者が「避難所に絶対必要なもの」として最も多く回答したのは、「仮設トイレ」です。
⑬避難所生活の中で、重要性が見直されている習慣は、「口内のケア」です。
口の中に細菌が増えると、感染症にかかりやすくなったり、心臓病を引き起こすことも、最近ではわかっているようです。
⑭防災グッズの置き場所は、「すぐ手に取れる場所」が最適です。
わが家は、階段下の収納にしまっているのですが、ぐっちゃぐちゃになって、取り出しにくそうですね。見直し必要です💦
⑮日頃から持ち歩くものとして、ガムや飴、小銭などは災害時に役立ちます。
わたしの工夫としては、子のランドセルには、お守り代わりに、自分と夫の携帯番号を記入したふるーいテレホンカードを入れています(小学校に公衆電話があるので練習しなければと思っています)。
「防災かあさん」のまとめ
以上、「防災かあさん」から学んだ15のことを紹介させていただきました。
2011年の東日本大震災で被災された方の一言コラムもたくさん収録されており、他人事ではないのだ、ということを、改めて感じました。
予備知識として、知っておくのと知らないのとでは、被災後の行動も変わるのかな、と思っています。
上で紹介した15のこと以外にも、たくさん紹介されています。
ぜひ読んでみてください(#^^#)
こちらの本は、アメリカの日本語補習校の図書館にあったので、借りて読みました。一度読んでほしい本です。
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